春のお彼岸やお盆など、ご先祖さまや大切な人のお墓に手を合わせる機会ってありますよね。
でも、いざ行こうと思ったときに「何を持って行けばいい?」「どうやってお参りするの?」と迷ってしまう方も多いはず。
そんなときに知っておくと安心な、お墓参りの基本マナーをまとめてみました。
1. 服装は「派手目じゃなければOK」
ご葬儀やご法要と違って、喪服じゃなくても大丈夫。
普段着でも、あまり派手すぎない落ち着いた服装なら問題ありません。
お墓を掃除することもあるので、動きやすい靴や服がおすすめです。
夏場の墓地は、墓石の放熱によりとても暑い為、
涼しい服装や帽子・日傘などを併用し、お墓参りをしましょう。
2. 持ち物
お墓参りに持って行くとよいもの。
- お花 (花束)
- お線香
- ライター (手が暑くならない点火棒タイプがおすすめ)
- お供え物(お菓子や果物など)
- 手桶またはバケツ(霊園にあることも)
- 雑巾やスポンジ・歯ブラシ(お墓の掃除用)
お供え物は、カラスなどに荒らされてしまうので、最後に持ち帰るのがマナーです◎
3. お墓のお掃除からはじめましょう
まずは、お墓まわりをきれいにします。
墓石に水をかけ流し、スポンジで優しく洗います。
彫刻部分の汚れが酷い場合は、やさしく歯ブラシなどで擦りましょう。
最後にかたく絞った雑巾で拭きあげます。
故人様への感謝の気持ちを込めながら掃除すると心もすっきりします。
4. お線香をあげて、手を合わせる
お墓の前に立ったら、お花やお供えをして、お線香をあげます。
仏壇に上げるお線香とは違って、お線香を横に寝かせます。
お線香の火の向きは左に向けましょう。
手を合わせるときには、
近況報告や感謝の気持ちを伝えてみましょう。
5. 最後はきちんとお片付け
お供えしたものは必ず持ち帰るのが基本です。
お墓がお供え物を食べに来た鳥や動物に荒らされてしまうかもしれないからです。
お花も枯れたままにせず、
次回来たときには新しいものと交換しましょう。
おわりに
お墓参りに「こうしなきゃダメ!」という厳しいルールはありません。
大切なのは、「心を込めて手を合わせる」こと。
ご先祖さまや大切な人に、今の自分を報告したり、感謝の気持ちを伝えるための時間。
そう思えば、きっと自然とマナーも整ってくるはずです。
そんなお墓参りを、これからも大切にしていきたいですね。
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